怪談動画
動画要約
本動画は、好井まさお氏の「怪談を浴びる会」にジャーナリストの丸山ゴンザレス氏がゲスト出演し、自身の著書『ナルコトラフィコ』に紐づく中南米の違法薬物ビジネスの過酷な取材経験を語るトーク動画です。メキシコで遭遇したカルテルによる凄惨な遺体のメッセージ、自警団を装うカルテルに正体を見破られ命を狙われた恐怖の逃亡劇、コロンビアの反政府勢力との接触など、命がけの裏社会取材の裏側が明かされます。さらに、ジャングル奥地の麻薬製造工場の実態や、生産地から日本へ至るまでの価格高騰の仕組み、日本のユーザーが低品質な薬物に大金を支払わされている滑稽さについて、独自の視点で鋭く考察します。
怪談タイトル
- 中南米の取材体験談
- 命を狙われた体験談
- 反政府勢力
- ⚪︎薬の製造工場
中南米の取材体験談
丸山氏の本格的な潜入取材の原点は2016年のメキシコ・ミチョアカン州でした。現地入り初日、高速道路の路肩で衣服の乱れはないものの両目をえぐられた奇妙な遺体を発見します。現地メディアは単なる交通事故と報じましたが、それはカルテル特有の「メッセージ」でした。カルテルは遺体を完全に消し去る(ドラム缶で溶かすスープメーカー等)か、見せしめとして分かりやすい場所に遺棄するかを冷徹に判断しており、現地の闇の深さを象徴する体験となりました。
命を狙われた体験談
ミチョアカン州でカルテルを追い出したとされる「自警団」にインタビューした際、若い団員がピカピカの銃を目の前で落としたことで、彼らの正体が「テンプル騎士団カルテル」だと見破ってしまいます。顔を控えられ指名手配状態となった丸山氏は、その後タコス店で行動を監視され、ホテルの部屋のドアを大勢の男たちに激しく叩かれる段階的な脅迫を受けます。身の危険を察知し、荷物もそのままに即座に逃亡を余儀なくされました。
反政府勢力
メキシコでの取材を一度区切った丸山氏は、コロンビアに通い反政府勢力(ゲリラ)への取材にシフトします。潜伏する彼らと接触するため、日本語のビデオメッセージやパスポートのコピーを送り、危険を冒して信用を獲得しました。カルテルがお金目的のみで動くのに対し、反政府勢力は独自の思想や政治目的があり、それを実現する資金源として違法薬物の製造や輸送を行っています。両者は目的が違えど、大元のビジネスとしては深く結託しています。
⚪︎薬の製造工場
2022年、丸山氏はコロンビアのジャングル奥地にある違法薬物の密造工場(通称キッチン)への潜入に成功します。工場は壁のないテントが連なる構造で、化学知識のない者でも説明書通りに作業できるよう工程が細分化されていました。生産地では1グラム約150円の原価ですが、仲介業者が混ぜ物をしてかさ増しを繰り返した結果、最終目的地の日本では純度が激しく下がった状態で2万5千〜3万円もの高値で取引されている実態を語ります。
