怪談動画
動画要約
怪談師の村上ロック氏が、自身の怪談イベントで実際に語られた二つの戦慄すべきエピソードを披露しています。一つは、広島の由緒ある神社に眠る「頭蓋骨」を巡る、一族滅亡の因縁話。もう一つは、あるはずのない古い小屋に迷い込んだ子供たちが、鏡の中に見た「顔のない女」に生涯追い詰められる物語です。どちらも科学では解明できない呪術的な力が色濃く漂う体験談であり、現代の日常が突如として異界とつながってしまう恐怖を浮き彫りにしています。理屈を超えた怪異が、語り部の日常を脅かし続ける様子が克明に描かれた、極めて不気味で重厚な怪談集となっています。
怪談タイトル
- 山奥にある神社
- あるはずのない小屋
山奥にある神社
広島の山奥にある歴史深い神社を守る家系の男性が、先祖が借金の形に奪われた「神社所有の山」と、そこに眠る戦国武将の墓を巡る凄惨な因縁を語ります。山を奪った相手方の一族は、その後次々と謎の死や精神疾患に見舞われ、遂には一人を残して途絶えました。しかし、この争いは神社の家系にも波及します。実は、その神社にはかつて天皇が討ち取った敵の頭蓋骨が長年安置されていました。しかし、先祖が落ちぶれた際に、その頭蓋骨を何者かに高値で売却してしまったのです。男性の母親は、相手方の一族が首を吊った木の下で餓死するという不可解な最期を遂げます。かつてあったはずの「首」が失われたことで、双方の一族を巻き込む狂気と死の連鎖が始まり、今もなお、生き残った男性の身にも終わりの見えない恐怖が続いています。
あるはずのない小屋
兵庫県で育った男性が小学1年生の時、近所の友人と遊ぶ中で体験した恐怖の記録です。彼らは竹林の祠の横を通ると時折感じる寒気から逃れるため、迂回路を通るのが暗黙のルールでした。ある日、その道に本来あるはずのない古びた平屋の小屋が現れます。雨宿りのために踏み込んだ小屋には、古い三面鏡が置かれていました。三人が鏡の紐を無理やり引きちぎると、鏡の中には自分たちの背後に立つ「顔のない女」の姿が映り込みます。それは目も口も黒い穴にえぐり取られた、異様な姿でした。女は鏡越しに友人の耳元で何かを囁き、友人は後に病院で「餓死」するという不可解な死を遂げます。それ以降、雨の降る夜になると、あの女は男性の部屋の外壁を爪で引っかき、ベッドを軋ませ、物理的に彼を追い詰め始めます。上京してもなお、雨の夜には常に恐怖の影が付きまとっています。

