怪談動画
動画要約
東京メトロ東西線の沿線を網羅した『東西線怪談』の刊行を記念し、著者である深津さくらと西田どらやきが登場する特別回 。本書に収録されたディープなエピソードの数々をベースに、街の表情が一変する瞬間を生々しく紐解いていく 。何気なく通り過ぎるビルや神社、あるいは日々の通勤で当たり前に利用する電車の車内など、誰もが知る日常の舞台裏に潜む悍ましい怪異の数々が鮮やかに描き出される 。恐怖のなかにどこか知的な謎解きやロードムービー的なエッセンスが散りばめられ、思わず引き込まれてしまう圧倒的なライブ感が魅力となっている。都市伝説好きや怪談ファンにとって見逃せない、濃厚な恐怖のエンターテインメントがここにある 。
怪談タイトル
- 東西線怪談『大手町』
- 高田馬場で夜のロケ
- シェアハウスでの恐怖体験
- 東西線で会う友達
東西線怪談『大手町』
華やかなオフィスビルが立ち並び、多くのビジネスパーソンが行き交う大手町の中心地。その一角にある一見何変哲もないビルで、かつて若き銀行員が自ら命を絶った悲劇をきっかけに、奇怪な連鎖が静かに始まっていた 。数年おきにそのビルに関係する職員の子供たちが次々と不可解な死を遂げるという、あまりにも異常すぎるジンクス 。十代の頃に父親の職場見学でそのビルを訪れた女性が体験した、誰もいないはずのフロアに響き渡る奇妙な入退館システムのアナウンスは、そこに潜む何者かの存在を静かに告げ知らせている 。華やかな都会の地下に隠された、決して暴いてはならない因果の闇が、静寂のなかでひそやかに息を潜めている 。
高田馬場で夜のロケ
活気あふれる学生街・高田馬場の喧騒から少し離れた裏路地に、ひっそりと佇む古びた小さな神社 。誰も気に留めることのないその場所に、面白半分で足を踏み入れ、カメラの前ではしゃぎ回った夜のロケ 。その無邪気な冒険の代償として、翌月、これまでに経験したことのないほどの激しい頭痛と高熱が突如として襲いかかる 。周囲の開発から取り残されるようにしてポツンと取り残された神社の境内には、今もなお動かしてはならない強烈な何かが祀られているのかもしれない 。好奇心が招いた底知れぬ恐怖と、街の歴史のなかに封印された祟りの正体に迫る、スリリングな一夜の記録 。
シェアハウスでの恐怖体験
深夜の高田馬場駅前で「ご飯をご馳走する代わりに話を聞かせてほしい」という企画のフリップを掲げたことから始まった、思いがけない狂騒劇 。ほんの出来心で声をかけた外国人の男性をきっかけに、まるでRPGのように次々と仲間が連れ立って集まり、気づけば総勢二十人近くもの人々がシェアハウスの小さなリビングへと雪崩れ込んでいく 。言葉の壁と文化の違いによって、善意から始まったおもてなしの企画は瞬く間に制御不能のパーティーへと変貌を遂げ、深夜の自宅を占拠されていく圧倒的なパニック 。幽霊よりも恐ろしい、生身の人間の予測不能な熱量とカオスが織りなす、冷や汗が止まらない奇妙な悪夢 。
東西線で会う友達
毎朝の過酷な通勤ラッシュのなか、東西線の決まった車両、決まった位置に立つという強いこだわり 。それは、かつて同じように東京方面へと通っていた学生時代の友人との、言葉なき無言の待ち合わせ場所でもあった 。ある日を境にその姿を見かけなくなり、のちに彼がすでにこの世を去っていたことを知るという切ない喪失感 。悲しみを乗り越えて車両を変えた先で、再び別の古い知人と偶然出会い、他愛もない会話を交わしながら帰路についたその道の途中で目にする、痛ましい事故現場の献花 。日常のすぐ隣をすれ違う運命のいたずらと、目に見えない絆に導かれるようにして訪れる戦慄の瞬間が、哀愁と恐怖を同時に胸に焼き付ける 。


