怪談動画
動画要約
芸人として自身の役割を見失い引退を考えていた竹森巧さんは、知人の誘いで鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪れ、特攻隊員の現実を目の当たりにしました。そこで深い衝撃と感謝の念を抱いた彼は、歴史を伝えることこそが自身の使命であると確信し、お笑い芸人を続ける決意を固めます。以降、彼は特攻隊員をテーマにした二人芝居『桜の下で君と』を制作し、魂の存在を肌で感じる体験を経て、歴史継承の重みを深く認識するようになりました。その後、被爆二世の方々からの依頼により、原爆をテーマにした「原爆体験伝承漫才」の制作にも着手。被爆者たちが抱える「目に見えない心の傷」という孤独に寄り添い、現代社会のいじめや疎外感と重ね合わせながら、決して他人事ではないメッセージとして発信し続けています。お笑いと歌という独自のエンターテインメントを通じて、過去の犠牲者や魂の声に寄り添い、負の歴史を未来へ繋ぐ懸け橋となる彼の活動は、多くの人々の心を動かしています。
怪談タイトル
- 特攻隊作品を作るきっかけ
- 原爆の話
1. 特攻隊作品を作るきっかけ
芸人として疲弊し、引退を考えていた竹森さんは、知人に誘われて知覧特攻平和会館を訪れます。そこで約1000人の隊員の写真と向き合い、彼らが未来を諦めずに戦ったからこそ今の自分があることに気づかされ、感謝の念と共に自身の無知を恥じました。特に心惹かれた藤井はじめ中尉の物語を通じ、特攻隊員たちの過酷な現実に触れ、「何一つとして意味のないことなどない」という確信を得た竹森さんは、芸人として歴史を伝えていく使命に目覚めます。その不思議な縁に導かれるように、その後特攻隊をテーマにした二人芝居のオファーが舞い込み、以後、命を賭した若者たちの魂を歌と芝居に乗せて届ける活動を開始しました。自身の過去の怪我と藤井中尉の負傷の共通点など、運命的な繋がりを感じながら、歴史と向き合う新たな人生を歩み出すことになったのです。
2. 原爆の話
特攻隊の芝居を見た被爆二世の方々から、次は原爆をテーマにした作品制作を依頼された竹森さん。当初は慎重な姿勢でしたが、被爆者たちが直面した「終わりのない戦争」の苦しみ――特に原爆症への恐怖や周囲からの差別といった「心の傷」が、いじめ問題に通じる深い孤独であることを理解し、制作を決意します。被爆者が高齢化する中、若い世代にも届く新しい伝承の形として「原爆体験伝承漫才」という手法を選択。批判や葛藤を乗り越えて披露された舞台では、公演場所がかつて刑務所であったことと結びつくような不可思議な体験も経て、自身の活動が亡き人々の思いを浄化し、歴史を現代に「自分ごと」として繋ぐ大切な役割を担っていることを確信しました。笑いと歌という力で、重く語られがちだった歴史の「内面」を丁寧に紐解く、類を見ない活動へと進化を遂げたのです。


