動画
ピース又吉さんが、自身のルーツである加計呂麻島をめぐる不思議な話を披露します。葬儀の最中にお亡くなりになった本人と遊んでいたという母の記憶や、三線の音に反応して先祖のように歌い出した赤ちゃんの話など、島では「当たり前」として受け入れられている超常現象を紹介。また、妖怪ケンムや神様の通り道(神道)を大切にする島民の姿を通じ、全員が同じイメージを共有することで生まれる「共同幻想」の豊かさと、その共感力の高さについて深く考察しています。
怪談タイトル
- 母が隠したがる「葬式のおじさん」の記憶
- ひいおじいちゃんの魂と赤ちゃんの「合唱」
- 自然と人間の境界に棲む妖怪「ケンム」
- 共同体の共感力が守る「神様の通り道」
1. 母が隠したがる「葬式のおじさん」の記憶
又吉さんの母が幼少期、親戚の葬式の最中に庭でずっとあるおじさんと遊んでいたという話。しかし実はそのおじさんこそが、その時まさに葬儀が行われていた本人だったという、不思議な記憶です。母は大人になると「そんな話はしていない」と否定しますが、幼い又吉さんはその話を直接聞き、島が死者と生者が隣り合わせにある特別な場所であることを子供心に感じ取っていました。[03:00]
2. ひいおじいちゃんの魂と赤ちゃんの「合唱」
ロケで島を訪れた際、三線の名手だったひいおじいちゃんの録音テープを聴く機会を得た又吉さん。その歌声は赤ちゃんの産声のような独特の高音でした。その後、親戚の集まりで三線が鳴るたびに泣き出す赤ちゃんに対し、島の人々は「泣いているのではなく、ひいおじいちゃんと一緒に歌っているんだ」と即座に納得。死者の魂が今もそこに居合わせていることを自然に受け入れる、島の温かな感性が語られます。[09:00]
3. 自然と人間の境界に棲む妖怪「ケンム」
島に伝わる妖怪「ケンム」への信仰。カッパに似た姿でガジュマルの木に宿るとされ、現代でも島民はケンムが座る場所とされる岩には決して触れません。又吉さんは、ケンムが「自然と人間のエリアの境界線」に現れる存在だと分析。文明が広がるにつれ居場所を失いつつある妖怪を、単なる迷信として切り捨てるのではなく、畏怖の対象として今も大切に見守り続ける島民の精神性が浮き彫りになります。[12:00]
4. 共同体の共感力が守る「神様の通り道」
加計呂麻島には神様が通る道「神道(カミミチ)」があり、家々の横や山から海へ続く道が常に驚くほど綺麗に掃除されています。又吉さんは、目に見えるかどうかよりも「コミュニティ全員がそれを信じている」という事実が重要だと指摘。コントの秩序が全員の合意で保たれるように、島の人々が共有する「神様への敬意」というイメージの共有速度が、島の美しさと調和を守っているのだと分析します。[17:30]
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